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シリアスブリーダー専門

日本ブリーダーガイド

Japan Breeders Guide

ブリーダーとドッグショー

ドッグショーは、犬種スタンダード(犬種の理想形)に近い犬を評価するだけではなく、 ブリーダーとしての仕事(繁殖)の質や正しさを評価してくれる役割もあります。 そのため、犬種スタンダードを追い求めているシリアスブリーダー(ショーブリーダーも含む)はドッグショーに参加し、 自分の犬の客観的な評価を得て、次の繁殖に活かします。 犬種スタンダードは、目や耳が付いている位置や形、色、顔つき、体のサイズ、骨格構成、被毛のタイプ、毛色、性格、歩様など、 その犬種ごとのさまざまな特徴や目的を踏まえた上での理想像が細かく基準化されています。 ドッグショーに参加するブリーダーは、より犬種スタンダードに近づけるために、日々惜しみない労力と時間をかけているのです。

ドッグショーは世界中で開催されており、特にイギリスのクラフト展、アメリカのウェストミンスターが世界の2大大会として知られています。 日本のブリーダーの中にも、この大会でチャンピオンを目指している方もいます。 日本でも、ドッグショーは全国各地で開催され(真夏を除く)、毎年4月に開催されるFCIアジアインターナショナルドッグショー(本部展)は、 世界中から2,000頭以上の犬が一同に集まる世界レベルの大会として知られています(日本ブリーダーガイドの会員ブリーダーの中にも、 この大会でチャンピオンを獲得した方がいます)。

ドッグショーに参加するブリーダーは、生まれた子犬の中から優秀な犬質を持ち、ドッグショーに合った性格を兼ね備えていると思われる子犬を 生後50日から100日ぐらいまでに見極めます。 ここで選ばれた子犬をブリーダーたちはショータイプと呼び、一般的な子犬をペットタイプと呼びます。 そして、ブリーダーの手元に残したショータイプの子犬は、ドッグショーに出場する為にハンドラーに預けて、 ドッグショーで決められた審査を受ける為の訓練(ショーマナー)を学ばせ、ドッグショーに参加します。