シリアスブリーダーとは?
シリアスブリーダーは、一般的には“ブリーダー”で通っていますが、 全国に約2万犬舎あるブリーダーのなかで5%未満しか存在しないと言われています。 シリアスブリーダーは、犬種特有の遺伝から来る病気や飼育環境、健康管理を勉強し、 犬種スタンダードに近づける為に惜しみない時間と労力をかけ、犬種の保存と犬質の向上に努めています。 また、繁殖犬には無理をさせず、健康を気遣いながら計画的に繁殖を行います。
時には、犬種の本場である欧米諸国から優秀な血統を持ち帰り日本に広めるなど、 シリアスブリーダーたちは、私達が知らないところで、犬種の保存と犬質の向上を目指して繁殖をしています。 シリアスブリーダーの中には、ドッグショーで活躍する方も多く、公の場で他人からの評価を受け、 犬のレベルやブリーダーとしてのレベル確認を行っている方も多いです。 さらに、シリアスブリーダーは愛犬家の延長線上におり、犬種の流行に影響されないことも特徴のひとつです。
例えば、チワワが人気で儲かるからといって、お金だけのためにチワワを繁殖することはありません。 また、自分の好きな犬種についてとことん勉強しているので、シリアスブリーダーから子犬を迎えた場合、 良きペットライフアドバイザーにもなってくれます。
このような、ブリーダーの中でも“プロフェッショナル”と呼べるシリアスブリーダーですが、 彼らの存在は、犬種の保存や犬質を向上させるうえで欠かすことができません。
例えば、チワワを例に挙げると、もともとチワワはムダ吠えと噛み癖が強く、愛玩犬とは程遠い犬種だったそうです。 性格や性質を穏やかに温厚に定着させるのは、見た目の毛色や骨格構成を維持、向上させるよりも大変だそうで、 ある程度確立した性格を定着させるには何世代、何十世代もの交配が必要だそうです。
シリアスブリーダーたちは、愛情と手間ひまをかけ、根気よく交配を重ねることによって、 現在のような、四六時中室内で飼育できる温厚な性格のチワワを誕生させたのです。 ブリーダーの中でも、こうした犬種の保存や犬質の向上を目的としたシリアスブリーダーがいなければ、 チワワや他の人気犬種のように飼育しやすい犬が誕生することはなく、今日のペットブームも起きなかったかもしれません。 では、このシリアスブリーダーやシリアスブリーダーの子犬には、どこで出会えるのでしょうか?
シリアスブリーダーやシリアスブリーダーの子犬に出会う方法を知りたい方は、“シリアスブリーダーに出会う”をご覧ください。